清酒造りの新章へ
清酒造りの歴史は1500年以上あると言われています。現在に至る日本酒の製造方法がほぼ確立されたのは江戸時代。その後、20世紀以降に進歩していった科学技術によって、安全かつ確実な日本酒造りが可能になっていきました。
日本酒造りの1タームはおよそ45日間。まずお水に酒米を浸け、蒸らし、酵母と麹菌を加えて発酵させ、糖分とアルコールを生み出し、できたもろみ(=日本酒となる前の段階)を搾る。この基本的な工程は昔から変わっていません。科学技術はこれらのプロセスの定量化、安定供給にとても役立ちました。
200年以上に渡って、福井県の永平寺町を拠点にお酒を造ってきた我々も、その恩恵を受けている一方で、ある疑問がふつふつと湧いてきました。清酒造りは連綿と続いている歴とした文化。長い歩みの中で段々と洗練されていったわけです。そんな想いの元で育んでいるのが「ESHIKOTO AWA」という、その名の通り泡酒。